EMSの効果効能についての考察
EMSってご存知ですか?
最近整骨院で導入してるところが多いですよね。
インナーマッスルを鍛えて症状の悪化を防いだり、ダイエット目的だったり、さまざまな形で提供されてます。
僕も使ってますが、ニーズによっては効果が期待できたり期待できなかったりします。
ということで、EMSの考察をしてみました!
そもそもEMSはどういう効果があるのか?
EMSとは、電気信号を直接筋肉に送り込み、筋収縮させ、筋肉を鍛えるものです。
よくパッドをつけて電気をつけるだけで鍛えられる!という感じで売り出されてます。
一番の効果は、筋出力の増加だと考えています。
本来筋トレは、対象の筋肉に負荷をかけながら収縮伸長し、ダメージを与え筋力や筋肉を高めます。
EMSはその刺激を電気の力で負荷をかけます。
なので実施した後は、収縮しやすくなるからか、筋力がアップする方が多いです。
特にお腹にすることが多いので、実施前に行なったプランクが実施後長い時間行えるようになるなどはよくみられる効果です。
電気で刺激を与えることで、ターゲットを確実に刺激し、筋肉を収縮させやすくなることが考えられます。
EMSで期待できないことは?
確実に狙った筋肉に刺激を入れることができるEMSですが、本来の筋力トレーニングに比べると、筋肉量の増加はあまり期待できません。
筋肉量を増加させようとすると、限界を超えた筋肉を刺激する必要があります。
しかしEMSではそこまで強い刺激をいれることができません。
なぜなら、電気刺激なので負荷を上げようとすると電気圧も高まり、皮膚の負担が大きくなるためです。
あまりにも電気の出力を上げすぎると火傷にもつながります。
なので、負荷の限界が比較的早く来るため、筋肥大させるほどのトレーニングは難しいです。
またトレーニングによる脂肪燃焼効果も少ないです。
本来は筋トレする事でトレーニングによる脂肪燃焼効果も期待できますが、EMSは対象の筋肉のみにしか刺激を与えないため、さまざまな筋肉を動員する筋トレと比べると、トレーニングによる脂肪燃焼効果も高くありません。
なので、筋肉を大きくしたい方や、運動で脂肪燃焼したいと考えてる方のニーズには効果が薄いように感じます。
どういう人にEMSは効果的なのか?
ではどういう人に効果的なのかというと、
筋力がかなり少なく、筋力の少なさが原因でさまざまな症状が出現している人
が一番メリットがあります。
具体的には、
腹筋がなさすぎて、腹筋1回もできない
膝が痛い
こういった筋力が少なくて症状が出ている人に効果的です。
どうしても筋力が弱い人は、筋力が弱いためなかなか筋トレも行えません。
そして筋力が少ないから、日常生活からくる筋肉への負担も大きくなります。
なのでEMSが効果的です。
自分で動く必要がないので、どれだけ筋力がなくても確実に狙った筋肉にアプローチできる
電気刺激をする事で普段使えていない筋肉を刺激することにより、神経伝達が改善し筋力が上がる
というメリットがあります。
なので、マッチョになりたい!や痩せたい!などには効果が薄いですが、筋肉がなさすぎる!!という方には一度試してみることをお勧めします。